おっぱいを吸ってくれない
今回は赤ちゃんが上手におっぱいを吸ってくれない場合(直母困難)についてお話します。
赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない理由とは
赤ちゃんが吸い付かない原因
- 乳頭の形が吸いずらい(赤ちゃんのお口と乳頭のバランスが悪い)
- 乳頭・乳輪が固い
- おっぱいの出が悪い
- 環境、抱き方が、何か気に入らない
- 眠くて吸いたくない
- 赤ちゃんの舌が前に出てこず絡まない

赤ちゃんが好きなおっぱいは、おもちのように柔らかくて伸びの良い状態の乳房だよ!
しかし、出産後すぐのおっぱいはまだ乳輪、乳頭が硬く伸びません。
そして最初は母乳の出がまだ追い付いていないので吸い付いても出が悪いのが普通です。
また生まれたてで体力がなく、すぐに疲れて眠ってしまうことが多いです。
以上のことから出産後授乳が上手くいかないケースはとても多いです。
赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない時はどうしたらいい?

赤ちゃんがおっぱい吸ってくれない・・・どうしたらいいの?

産後すぐはママの体力も落ちていて休息が必要です。
吸えるまでと一度の授乳に時間をかけるよりは、授乳にかける時間を決めて吸えなくても切り上げて、体を休めることが大事です。
産後の母乳を出すホルモンの出方からも、一度に時間をかけるよりも何回も授乳を行う方が母乳分泌促進に効果があります。
何よりも母体疲労、睡眠不足、貧血などの状態はなかなか母乳が出てこない要因になります。
一度の授乳は長くても30~40分で終わるようにしましょう(ミルク哺乳も入れて)
産後はホルモンのバランスも変わり、些細な事でも悲しくなり涙が出てきます。
おっぱいを飲んでくれないとものすごく落ち込みますが、大丈夫です。
時期が来れば赤ちゃんは吸えるようになります。
赤ちゃんが大きくなり体力がついて、大きなお口になり痛いくらいに吸い付くようになります。

吸わせないと母乳が出てこないのでは?

正確には「刺激を入れないと母乳が出てこない」です。
吸ってくれない時は自己マッサージを行いおっぱいに刺激を入れ、赤ちゃんが吸いやすい状態になるようにしていきましょう。
舌が前に出てこず乳頭に絡まらず吸い付けない時は、哺乳瓶でミルクをあげる時に舌だし練習を行いましょう。
舌出し練習の方法
哺乳瓶の乳首で下唇・お口の入り口をちょんちょんと刺激して舌が前に出てきたタイミングでミルクをあげます。
続けているうちに自然に舌が前に出てきます。
またママのおっぱいを赤ちゃんの吸いやすい状態に整えるのは、やはりプロのマッサージが効果があります。
授乳場面を確認してもらい、何が原因で吸えないのかを見極めるのが授乳が上手くいく近道です。
直母困難はできるだけ産後早期に専門職による介入が問題解決の糸口になるといえるでしょう。
一人で悩まずにぜひ相談してくださいね。